バグパイプはひっきりなしに

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ありがとうエルデスペラード

二冠統一で一番モヤっとしている意見に反論してくれる

 IWGP世界ヘビー級が誕生すると発表があって二日たった。棚橋選手の意見を借りるなら否定派が9割といった状況で...納得のいかない人たちが新ベルトに、会社に、飯伏選手にとがった言葉を浴びせている。

 

 賛成か反対かは個人の自由である。

 

 ファン歴も、ベルトへの思い入れも、好きな選手だってそれぞれ異なっているのだから。

 

 ただ飯伏選手が外様だから統一が納得いかないという意見が個人的にはすっきりしない。新日本にしか所属せずヤングライオンを経て活躍しなければ環境を変えるような決断が許されないというのはいささか古い考えではないかと思ってしまう。

 

 実際新日本には生え抜きでない選手が多数所属しており、彼らの力なくしては多彩なプロレスの試合を見ることはできないだろう。リスペクトを忘れてはいないだろうか。

 

 他の団体で育とうが何だろうが新日本のレスラーなんだというのが個人的な意見だと再確認したところにデスペラード選手がこんなツイートをしていた。

 

 

 

 まったくもって同意見である。しかもこれをデスペラード選手が生え抜き側の選手として言ってくれたことで話の焦点はそこじゃないという事がはっきりした。

 

 二冠統一という大きなテーマであるから拒否反応が出る人も多くいる、しかし飯伏選手の人格否定まで始めたり、彼の出自を叩いたりすることが果たして正しいのだろうか。

 

 本来我々が議論するべきはどうやって飯伏選手とデスペラード選手が戦うか、ベルトの行方とその後ではないだろうか。

 

楽しみになってきたぞ

 

 

 去年のBOSJ27、個人的なMVPはエルデスペラード選手だ。その本人が当時のような集中力をもって試合に挑むというのだからとても楽しみだ。

 

 飯伏選手とデスペラード選手は階級こそ違えど体重にそこまでの差はなくむしろ身体の見た目的にはデスペラード選手のほうがゴツいぐらいである。

 

 つまり橋本選手VS獣神サンダーライガー選手のような階級差がハッキリとしたヘビー対ジュニアといった試合ではない。

 

 ヘビー級が勝つという予定調和で終わるかどうかはまだわからないのである。

 

 エルデスペラード選手は飯伏選手への挑戦表明の際、ヘビー級の選手と我々ジュニアの選手が旗揚げ記念日で戦うと発言した。デスペラード選手はジュニアの面々を背負って戦いに挑むのだ。

 

 これはもしかするとジュニアヘビー級が東京ドームのメインイベントにのし上がるための第一歩かもしれない。

 

 ならず者ルチャドールが向かう先はいったいどんな場所なのか、明日の決戦が楽しみである。