バグパイプはひっきりなしに

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レッスルグランドスラムに対する考察

 3.4旗揚げ記念日の休憩時間に突如流れ出した特報。

 

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 最初は昨年神宮球場で行った興業を場所を移してスケールアップして行うのかと思っていたが、「TOKYO」の文字が。

 

 今年も神宮球場でやるのか!と思っていた筆者はぶったまげることになる。

 

 ついに東京ドームでの興業が年末以外にも行われる運びとなった。

 

 新日本プロレス、およびプロレス界に活気があった時代には年三回の東京ドーム興行が行われていたと聞いていたがまさか今復活するとは...!

 

何が行われるのか

 大きな会場で試合がある、それだけでファンは大変な出来事があると考えてしまうもの。

 

 具体的には以下の二つのどちらかが行われるというのが個人的な予想。

 

  • AEW勢の本格的な殴り込み
  • 二部制の発表

 

AEW乗り込んでくる説

 今年に入って試合映像がワールドに提供されたり、KENTA選手が殴り込みに行ったり公式サイトで「AEW」の文字が見られるようになったりと明らかに何かしらの動きがあることを匂わせてきた。

 

 どこかのタイミングで抗争が始まるのではないかというのはほとんどのファンが予想したものだが、そのタイミングはもしかするとレッスルグランドスラムではないか。

  

 横浜というのは日本の中でも異国との接点が多い場所として認識されている。そこに海外勢であるAEWの面々が乗り込んでくるという構図はアリだ。

 

 さらに日本の屋外球場という特殊な舞台で試合をするのはAEW側にとっても特異の経験として捉えられ、日本へ向かうメリットとして考えられるのではないだろうか。

 

 しかも横浜の二週間後には東京ドームである。

 

 世界中に新日本プロレスの名前が届いているのならば東京ドームでの試合は魅力的に映るはず。

 

 開催日から数えて半年も経たないうちに行ったドーム興行を同じメンツでやるかと言われればそこにも疑問符が浮かぶことがAEW参戦予想の理由だ。

 

 さらには世界ヘビー級ベルトに箔をつける役目になるのではないだろうか。

 

 新日本側のチャンピオン選手が勝利してベルトを守るもよし、流出させても巨大団体AEWで衆目を集めることができる。

 

 さらに踏み込めば現在のチャンピオン飯伏選手とAEWのベルトを持つケニーオメガ選手の激突は見るものを興奮させることになるだろう。

 

 DDTから新日本へ活躍の場を移し今や団体最高峰のベルトを保持するまでになった飯伏選手と団体を立ち上げトップに立ったケニー選手。

 

 ゴールデンラヴァーズの総決算がレッスルグランドスラムで行われる可能性は十分にあると思っていいだろう。

 

二部制になる説

 新日本プロレスのぜいたくな悩みなのだが選手が多すぎてスポットライトが当たる人物が限られてくるというものがあるように筆者は思う。

 

 例えばヘナーレ選手、ヤングライオンを卒業してからごつごつしたファイトを見せるもベルトに絡むことはなく苦しんでいる。

 

 何かのきっかけがあれば選手が急速に成長するのは昨年YOSHI-HASHI選手が存分に示してくれた。

 

 立場は人を作る作用をもっと頻繁に起こすために二部制はいいのではないだろうか。

 

 何より対立軸が多くなるというのは盛り上がりに拍車をかける。

 

 ベルトの統一、二部制とくればWWEの模倣だと言われるだろうが良いものは取り入れてしまうのも手だ。

 

 見せている試合はエンターテイメント色の強いWWEとハードさのある新日本で差別化できているのだから。真似できる良い部分は見習っていくのも今後の世界進出には必要な姿勢ではないだろうか。

 

 上記メリットもあるが二部制にはもちろん危険も潜む。

 

 深夜番組がゴールデンに進出した際に起こる毒が抜けて番組の質・人気が下降するような現象だ。

 

 客観的に見て今の新日本プロレスはカリスマ的な深夜番組というイメージだ。反対にWWEは鉄板のゴールデン番組。

 

 ゴールデンにはない自由さや価値観を求めて多くの人が新日本プロレスに熱狂している可能性は大いにある。

 

 特に海外からの視聴者層は日本人以上にWWE的な流れに拒否反応を起こす可能性がある。

 

 個人的にメリットもあるが失うものも多い2部制は自分で予想しておいてなんだが行わない方がいいと思う。可視化できないリスクがあまりに大きい。

 

 今回の統一ベルト新設のように段階を踏まず大きな変化を加えた場合には団体が根っこから折れる可能性すらある。

 

 しかし、より多くの選手に光が当たる環境も欲しいというジレンマはこれからも続く、難しい。

 

どうなろうと楽しみ

 正直、筆者としてはAEWが乗り込もうが2部制になろうが、特に何のサプライズもなかろうが好きな団体の選手が大きな舞台で試合をする。これだけで楽しみになるのだ。

 

 例年にない興業がどんな変化をもたらすのか楽しみにしている。