ロスインゴのナンバー2
新日本プロレスの中で最も人気のあるユニットと言って差し支えないだろう。
会場でのグッズ着用率は圧倒的、闘魂ショップのランキングでも常に上位にロスインゴ関連のグッズが位置している。
内藤哲也選手・BUSHI選手・SANADA選手・高橋ヒロム選手・鷹木慎吾選手
この5人全員がいつチャンピオンになってもおかしくない実力を持っている驚異のユニット。
ナンバー1を選ぶのは簡単だ、カリスマ性や試合内容どれをとってもリーダーの内藤哲也選手が頭一つ抜けている。
ただ二番手は?と言われると答えに困るユニットではある。
CHAOS:後藤洋央紀選手
鈴木軍:タイチ選手
ユナイテッドエンパイア:グレートオーカーン選手
ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポン:???
といった風に他のユニットであれば多少の異論はあれども、二番手の選手がはっきりしている。
しかしロスインゴは2番手と呼ばれる選手がいないような気がするのだ。
じゃあ一体だれが二番手なんだろう?
ちょっと考えてみました。
BUSHI選手
この記事でも言及したのですがBUSHI選手は決してスター選手というポジションではありません。
しかしチームをまとめる能力がずば抜けており、制御不能な軍団を縁の下の力持ちとして支えています。
軍師としてのポジションを務めるBUSHI選手はある意味ロスインゴとしても欠けてはならない存在。
そしていつも観客を飽きさせない姿勢は特筆すべきでしょう。
オーバーマスクをド派手なものにして入場してくれたり、いつも新調されたマスク姿を見せてファンを楽しませてくれます。
タイトル歴もジュニア級のシングル・タッグ・ネバー6人を戴冠したことがあり申し分ありません。
高橋ヒロム選手
ジュニア級の圧倒的王者であるヒロム選手。
YOUTUBEを最大限生かしたPR、ド派手な衣装に強烈なパフォーマンス。
世界観が一人で構築できており末恐ろしい選手です。
なにより復帰した際にこの大歓声。
ファンの心をつかんでやまないヒロム選手はナンバー2にふさわしいと言えます。
ただし、大きなケガが多いというのが難点です。
プロレスはケガ、もっといえば死の危険性が多分にあるものです。
これから絶対的存在へと変貌していくには相手をいなしたり「抜く」ことも考えるのも一手ではないかと思います。
とはいえガムシャラな姿も大きな魅力であるヒロム選手、ジレンマではありますがケガの多さを克服したときもっと大きな存在へと進化していくはずです。
SANADA選手
華麗でセクシーなふるまい、試合で見せる肉体美。
どこかプロレスラーらしくない言動はかえってファンに新鮮なものとして受け止められています。
ぶれない哲学をもつその姿はファンの大きな支持を受け、先日幕を閉じたNJC2021では優勝予想でオカダカズチカ選手に次いで2番目に票を集めました。
身体能力やスタイルの良さに加え、持って生まれた華がありプロレスラーとしての才能だけを見ればロスインゴ内でもずば抜けているのではないでしょうか。
大きな期待の裏返しでハードルが高くなっている部分もありますが、惜しむらくは試合に波があることですかね。
ハマった相手とはベストバウト級の試合を繰り広げるのですが相性がいまいちだと少し地味な試合になってしまう事があります。
鷹木信悟選手
「現状」のナンバー2は鷹木慎吾選手だと僕は見ている。
安定した試合の面白さに加えてNJC準優勝、スーパーJr準優勝。
ネバーでもチャンピオンを務めてベルトの価値を高めた。
マイクアピールも群を抜いており、ドラゴンゲート時代の引き出しもまだ全てはあけていない。
期待値、勢い、底の知れなさ。
三拍子そろった好選手である。
ただ最初に現状の二番手といったのは新日本に参戦してまだ日が浅いためである。
これでずっと底が見えない選手であれば震えてしまうが、いつかは攻略される日が来ると思うのだ。
BUSHI選手・ヒロム選手・SANADA選手・内藤選手は研究されつくした中で結果を出し続けている。
鷹木選手の最後にしてたった一つの壁は周りの対策に負けないという事だと僕は考えています。
まとめ
正直、記事を書き始める前は自分なりにロスインゴ内で順位付けをしてみようかなと思っていたのですが書いていて気付いたこと。
リーダー以外のメンバーに格差がほぼない。
最初に書いたようにロスインゴって2番手がいないよな、と思ったことをきっかけにこの記事を書いたのですが流動的に二番手が変わるし、ユニットメンバーの誰もが注目されることが「ロスインゴ最大の強み」なのかなという考えに至りました。
順位をつけるならもうファンそれぞれの好みの差ぐらいしかないのです。
だからこそファンは新鮮な状態を保っているロスインゴに魅了されるし、離れないのではないかという結論へ至りました。
誰かが二番手でその下に誰かがいる、そんな固定観念にとらわれることない制御不能なユニット、それがロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンだという事です。
改めて魅力的な集団だという事を思い知りました。