ヘナーレはもっと自由になっていい
僕は今ヘナーレ選手にめちゃくちゃ感情移入している。
ジュース、どうして私を放っておいたの?#njcup
— Henare | ヘナーレ🪝 (@HenareNZ) 2021年3月18日
昨年のワールドタッグリーグ、大きな結果が出せない状況にあってももがき続けるヘナーレ選手をずっと見ていた。
がむしゃらに頑張って何とか浮上のきっかけを掴みたいという意思が伝わる戦いをしていたから。
そのヘナーレ選手がNJC一回戦で当たったのがジェイホワイト選手。
シングルでの試合は否応なしに注目が集まる。
結果は完敗。
同郷、年も近い、なのにプロレスラーとしての実力に大きな差がある。
I’m sorry. I’m heartbroken. #njcup
— Henare | ヘナーレ🪝 (@HenareNZ) 2021年3月10日
同年代へのジェラシーや自分に対するふがいなさをもって学生時代、部活動に打ち込んだ自分としてはヘナーレ選手に肩入れせずにはいられない。
ただヘナーレ選手のメンタルが心配だ、ジュース選手が見捨てるようにスタスタ帰っていったシーンに対するツイートや、自身の退場時に鉄柵を蹴りつけるなど心の不安定さが垣間見える。
苦しいなら逃げたってかまわない
世間一般では「逃げる」という単語はネガティブワードとして使われる。
僕はそうは思わないので逃げるという単語をあえてここで使わせてもらう。
言い換えれば再出発の一歩目は逃げることなのだから。
Maybe I should return to MMA... #njcup
— Henare | ヘナーレ🪝 (@HenareNZ) 2021年3月18日
総合格闘技に戻ってしまおうかな...そうした方が今より輝けるのではないか。
何かの壁にぶち当たったとき人は環境を変えることがある。
もしかしたらヘナーレ選手の新たな門出が近いのかもしれない。
持論だがスランプの際にとれる対処法は自分の周囲環境を変えるか、楽しむことだけである。
MMAで活躍するビジョンがはっきりあって、本人としてそちらの方が「楽しい」のなら迷うことはない。
下剋上ユニットUEに加入する
そうはいってもファンは勝手なものだ、できることなら新日本プロレスに身を置いてもらってその成長を見ていたい思いが強い。
もし新日本プロレスの世界で生きていくなら自分に合った気風のユニットへ移籍してしまうのがスランプ脱出への近道だと思われる。
僕が最も希望するのがヘナーレ→ユナイテッドエンパイア移籍ルートだ。
メンバー全員が確かな実力を持ちながら不当な評価を受けていたユニット「ユナイテッドエンパイア」。
現状をぶち壊したいという考えはオスプレイ選手・コブ選手・オーカーン選手は体制に対するもの、ヘナーレ選手は自身へのものなので矢印の方向は異なるが出発点は同じ向上心だ。
少なくとも今の本隊に所属しているよりはベンチャー気質のあるユナイテッドエンパイアに所属するほうが良い環境に身を置けると思う。
なによりこれからユニットとして成熟していくのを早い段階から体験することは代えがたい大きな財産になる。
どんな爆発物であっても導火線を引っこ抜いて火気に当てなければ爆発しない、まずは環境を変えてみてほしい。
ストロングで修業
毎週配信されている「NJPW STRONG」。
ここに注目のレスラーがいる。
「クリスディッキンソン」
チームフィルシーのメンバーとして目下大暴れ中の彼のファイトスタイルはハードヒットな打撃がウリで多彩な関節技も使いこなす。
総合格闘技の経験があるヘナーレ選手にはぜひとも吸収してほしい部分を多く持ったレスラーだ。
彼の対角線に立つことで大きなヒントも得られるだろう、思い切ってチームフィルシーに加入してしまうのもありだ。
ヘナーレ選手はもっと総合格闘技のエッセンスを試合に盛り込んだ方がより闘志が伝わってよいと思うための提案である。
さらにはストロングの試合に出ると柴田勝頼さんの厳しくも的確なコメントがもらえる可能性もある。
以上のことからストロングに戦場を移すこともメリットが多いように思える。
闘将ヘナーレ
試合の前にヘナーレ選手がハカを披露することがある。
僕はあれを見ると心が揺さぶられてしまう。
自分の母国語も通じない場所で堂々と伝統の踊りを披露する彼の姿がたまらなく魅力的なのだ。
「俺はここで戦う」
そんな意思を画面越しに受け取ってしまうほど恐ろしいまでにまっすぐな人なのだと思う。
自分の感情を見ている者にハッキリ伝える力を持っているタイプだと思う。
マイクアピールをするわけでもなければ顔芸が上手いわけでもないのに伝わってくるものがあるのは確かなのだ。
技術というものは磨けば獲得できるもの、まだまだ若いヘナーレ選手は絶対に自身の闘い方の答えを見つけられる。
その時初めて持って生まれた客の感情を揺さぶる力が合わさって素晴らしいレスラーが誕生する。
どんなきっかけでもいい、自分の一番大事な誇りの部分を見失わず自由に羽ばたくヘナーレ選手を僕は見てみたい。
この記事を読んでくれた方が少しでも楽しければ幸いです
それではまた!