生でプロレスを観戦する魅力
僕はもっぱら新日本プロレスワールドで試合を見るタイプのファンだった。
理由は簡単で実況解説が聞けるというのと家から出ないで良いからというものがある。
手軽にプロレスに触れられる家での観戦がベストだと考えていたのだが、地元での興行があるというのと自分の中でのプロレス熱が抑えられなくなったため初めてプロレスを生で観戦した時の感想を書いていく。
体がすごい
画面越しに見てもプロレスラーの体はスゴい。
飯伏選手や石森選手のようなキレッキレの美しい体。
石井選手やEVIL選手のような厚みがある体。
オカダ選手やオーカーン選手のような巨大な体と様々だ。
現地で感動したのはその肉体を自身の目で見られたこと。
画面越し以上に迫力があり、その肉体が現実のものとして動いていることを実感できる。
筋肉好きの自分としては彼らの体を見ているだけでもチケット代を払う価値があったと思わされた。
レフェリーって凄い
ワールドで見ていた時は気づかなかったこと。
大人数のタッグマッチで一番大変なのはレフェリーだという事だ。
10人タッグマッチの時は場外リング内で様々なことが起こっている。
場外では鉄柵に相手を振る選手やこっそり反則をする選手、エルボー合戦も起こる。
しかもリング内では試合が行われている、ワールドではどこかの一点に集中した映像が映るので気が付かなかったがレフェリーの仕事量が異常だった。
しかもその一つ一つを的確にさばいていくのだ、正直レフェリー陣に注目して試合を見ていなかったが現地観戦後はレフェリーの動きまで楽しめるようになった。
こまやかな関節技が見づらい
ここまで褒めてきたが少し映像のほうがいいと思う部分。
僕は関節技がすごく好きである、レスリングという感じがするし関節技の入り程芸術的なムーブはないと考えるからだ。
しかし会場ではどうしてもワールドでの映像のような距離では試合を見ることはできない、関節技はどこに圧がかかっているか、かけられた選手がどうやって脱出するかの駆け引きが醍醐味だからその魅力が減じたと感じてしまった。
入場曲がカッコイイ
好きなミュージシャンのライブに行くとそれまで好きでもなかった曲がお気に入りになることはないだろうか?
大音量で音楽を聴くとその迫力が増すだけでなく、これまで聞こえてなかった細部のこだわりが分かるようになるのでそのような現象が起こるのではないかと感じる。
会場に響き渡る大音量の入場曲でテンションがいやおうなしに上がっていくのが自分でもわかった。
特にEVIL選手の入場曲はぜひ会場で聞いてほしい、キングオブダークネスにふさわしい真っ暗な雰囲気が一瞬で会場に伝わる感覚があった。
最後にファンがたくさんいると分かること
僕の周囲にはプロレスが好きな人はいない、唯一父親が昭和から闘魂三銃士の頃までプロレスをじっくり見ていたので時々話をするぐらいである。
ユークス・ブシロード体制に入ってからの新日本プロレスについて詳しい人はほんとにいない。
周りに話せる人がいないならば多くの人に向けて発信するのもありだなと思ってこのブログを始めたくらい誰かとプロレス愛を共有したいという欲がある。
その僕にとって地元に多くのプロレスファンがいることが確認できたことが何よりうれしいことだった。
しかも自分よりずっと熱心なファンがいっぱいいる、もはや感動すらした。
前の席に座っているおそらく学生の男の子が試合中、一瞬たりとも今日の思い出を逃したくないといった様子で何度も写真を撮っていた。
休憩時間中にこちらをパッと振り返って
「写真撮っているの邪魔じゃないですか?」
と控えめな様子で聞いてきてくれた。
「全然大丈夫です、バンバン写真撮ってください!」
と僕は返した。
全く邪魔だなんて思わなかった、熱心にプロレスにのめりこんでいる彼の姿はとてもまぶしかった。
せっかく話しかけてくれたのでお互いの持っているグッズの話をして盛り上がったり好きな選手の話をして過ごしたのが楽しかった。
同時代のプロレスを追っている人と初めて話した感動は大げさかもしれないが一生忘れることはないと思う。
初観戦はそんなこともあって肝心の試合も熱戦続きだったため大満足で帰途についた。
また地元で新日本プロレスの興行があれば見に行きたいと思うような最高の一日だった。
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このブログへの初投稿もプロレスにハマったことをテーマにしたものでした。
良ければ読んでくださいね~!